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2016年6月2日木曜日

第69回美術史学会全国大会報告

先月、5月27日(金)―29日(日)に筑波大学で行なわれた美術史学会全国大会において、報告が3点ほどございます。

・神戸大学美術史研究室卒業生の坂本篤史さんが、論文「ヤコポ・ヴィニャーリとサンタ・マリア・ノヴェッラ修道院」(『美術史』第百七十七冊、掲載)によって、『美術史』論文賞を受賞し、表彰されました。




・同じく、我が研究室卒業生の田林啓さんが「敦煌における五代時期の仏画制作をめぐって ―日本所在の10世紀敦煌画の位置付け―」という研究発表を行ないました。

・博士後期課程の平松直さんが「ティツィアーノ作旧サン・ニッコロ・デイ・フラーリ聖堂祭壇画 ―図像改変についての考察―」という研究発表を行ないました。

先輩方のあとを追って私たち学生も精一杯研究に励んでまいります。
今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。

2016年4月18日月曜日

神戸大学美術史研究会第16回総会

去る2月15日(月)、神戸大学美術史研究会第16回総会を開催いたしました。

第一発表者:田中瑞季(神戸大学大学院人文学研究科)
「大倉文化財団普賢菩薩騎象像の研究」

第二発表者:平松直(神戸大学大学院人文学研究科)
「ティツィアーノ作ヴェネツィア旧サン・ニッコロ・デイ・フラーリ聖堂祭壇画ー図像改変についての考察」



お越しいただいた皆さま方、ありがとうございました。
新年度も神戸大学美術史研究室をどうぞよろしくお願いいたします。



2015年9月15日火曜日

2015年度ゼミ旅行

9月12,13日に美術史研究室のゼミ旅行で大分、福岡に行って参りました。
見学場所は、大分では臼杵石仏・磨崖仏、大分県立美術館、大分市立美術館、福岡では咸宜園、石橋美術館、福岡アジア美術館という充実した内容でした。

短い日程ではありましたが、数多くの美術作品をじっくり観賞することができ、またゼミ生同士の親睦を深める機会ともなりました。

旅行中に撮影した写真を見返してみると、どれも皆笑顔で写っているので、全員で楽しく経験を共有することが出来た素晴らしい旅行だったなと改めて感じました。
旅行の様子の一部を載せます。

1日目:臼杵石仏・磨崖仏

                             1日目:大分県立美術館
                                              
                                2日目:咸宜園

最後に、旅行を終始滞りなく堪能できたのも主に四年生の尽力があってのことでありました。
ここに記して感謝いたします。

2015年9月1日火曜日

合同研究発表合宿

8月28~30日の3日間に渡って他大学との合同研究発表を神戸市内しあわせの村にて合宿形式で行いました。

参加大学は、神戸大学のほか日本大学、名古屋大学、徳島大学、宇都宮大学の5大学で、計24名が参加しました。この合宿は例年行なっているのですが、過去最大の規模となりました。



多くの方々から示唆に富むご意見をそれぞれいただくことができ、他大学の学生の発表を聞いて刺激を受けることで、各自今後の研究に対する意欲をますます高められる機会となりました。

遠方から神戸までお越しいただいたみなさま、そして宮下先生をはじめ日本大学の木村先生、名古屋大学の栗田先生、徳島大学の田中先生、宇都宮大学の出羽先生、本当にありがとうございました。

2015年8月25日火曜日

「東西ルネッサンス対決」

先週末8月22日、ミホミュージアムで開催中の「若冲と蕪村」展にあわせ、館長の辻惟雄先生と宮
下規久朗先生との対談「東西ルネッサンス対決」が行なわれました。
当日はなんと10時の開館と同時に整理券がなくなってしまうほどの反響でした。

以下、対談の様子です。




辻惟雄先生はじめ、当日お越しいただいた皆様方、この場を借りて御礼申し上げます。

2015年6月11日木曜日

デヴィッド・M・ストーン教授による講演

去る6月2日(火)、デヴィッド・M・ストーン先生(アメリカ、デラウェア大学教授)をお招きして講演会を開催しました。

講演会のタイトル
「署名の殺人者-カラヴァッジョと血の詩学」
Signature Killer:
Caravaggio and the Poetics of Blood
 これだけを見ると、不気味な内容なのでは…と思われるかもしれませんが、
ストーン先生の発表の趣旨は、カラヴァッジョ作《洗礼者ヨハネの斬首》に描きこまれた画家自身のサインについての考察です。注目すべき所は、実はこのサイン、ヨハネの首から流れ出る血を利用して書かれているのです。
  ヨハネの斬首場面と血のサイン
美術史の第一線に立つ先生の講演を聴講できるという貴重な機会であったので、会場は満席、参加者全員が先生のお話に熱心に聞き入っていました。(個人的には、先生が詩をイタリア語で情熱的に朗読する素敵な姿が中でも特に印象に残りました。)
 以下、講演会の様子です。

2015年6月9日火曜日

薮田淳子さん第68回美術史学会全国大会で発表

去る5月24日(日)、第68回美術史学会全国大会において、我が研究室の薮田淳子さんが研究発表を行ないました。

薮田淳子
「アルブレヒト・アルトドルファー 《エジプト逃避途上の休息》 の泉について」


アルブレヒト・アルトドルファー 《エジプト逃避途上の休息》
1510年 ベルリン絵画館 58.2×39.2cm

また、全国大会1日め22日(金)の夜に催した研究室の懇親会では、遠方から百橋名誉教授、そして国際日本文化研究センターの稲賀繁美教授が特別にお越しくださり、非常に盛り上がる会となりました。この場を借りて、両先生に御礼申し上げます。

2015年4月17日金曜日

オックスフォード大学留学生を集めて、絵巻と掛け軸の講習会をおこないました。

4月15日(水)に、オックスフォード大学生を集めて
「日本美術の取り扱い方―絵巻と掛け軸 How to handle Japanese art :Picture scrolls and hanging scrolls」 hosted by 美術史学専修
がC棟5階談話室にて行われ、大変盛況のうちに会を終えることができました。


絵巻物は「源氏物語絵巻」「地獄草子」「信貴山縁起絵巻」「鳥獣戯画」の模本を取扱いました。

掛け軸では同じく模本の郭煕「早春図」、李迪「紅白芙蓉図」を見、最後は全員で集合写真を撮りました。


私たち美術史の学生にとっても、日本美術という媒体を通して、留学生の方々との交流は意義深いものとなりました。
興味をもっていただけて楽しんでもらえたようなので、私たちも非常に嬉しく思いました。
またこのような機会があればなと感じております。

最後に、丁寧にご指導くださった増記先生を始め、ご参加くださった学生の皆様に御礼申し上げます。








2015年3月20日金曜日

大杉千尋さん、平成26年度神戸大学学生表彰者に選出。

博士後期課程の大杉千尋さんが、第12回美術史論文賞の受賞により平成26年度神戸大学学生表彰者に選ばれました。

当該学生が長年研究してきたドイツの画家グリューネヴァルトの最高傑作「イーゼンハイム祭壇画」についての新たな解釈を提示した論文が、学会に大きく貢献したとして高く評価されました。



神戸大学美術史研究会第15回総会

去る二月十三日(金曜日)、神戸大学美術史研究会第15回総会を開催いたしました。
第一発表者白石華菜恵(神戸大学大学院人文学研究科)
 「ヘンリー・ダーガー研究」
第二発表者:邵曄(神戸大学大学院人文学研究科)
 「横山大観「或る日の太平洋」に描かれたモティーフについて」


ダーガーの『非現実の王国で』内のテクストと膨大な挿絵群の照合。大観の富士についての戦後の語りと、頻繁に選ばれた神山というモティーフの原文脈的な語りからの発展的な解読。こうしてみると、イメージとテキストの読み直しという点で共通しているように思われる。作家は何をどう「見」せたかったのか、から転じて発表された当時から現在のわれわれにいたるまでどのように「見」られてきたか、それら総体としてのテクストは何を「語る」のか。間テクスト性、テクストの複数性といった読み自体の更新も久しく、テクストとともに読むことも避けられませんが、しかしそれがどれほど有効な理論であれ、美術史においては作品に幾度も立ち返り、触れるという観賞体験と疎遠な研究に甘んじることはできません。その意味で、お二方の発表が個々の作品分析を端緒になさっていることは、必要不可欠な手続きでありますし、そのテクスト/イメージの往還に伴って個々の主題の魅力も振幅する発表で、大変興味深く聞かせて頂きました。
(個人的にはダーガーの作品の少女殺戮という惨劇描写を作家が描けなかった性行為の等価物として解釈するのは、それがたとえ事実であっても留保せねばならないのでは、と考えている。問わねばならないのは、作品の精神的表現内容ではなく、いささかパースペクティヴの狂った語りそのものではないだろうか。“生のまま”の芸術である所以は、芸術以前のリアリティをその語り自体が携えているからに他ならない。)

2014年9月30日火曜日

美術史研究室ゼミ旅行。

去る8月25、26日に美術史学研究室のゼミ旅行で小浜・金沢に行って参りました。
見学させて頂いた場所は、羽賀寺、多田寺、明通寺(それぞれの重要文化財として木造十一面観音菩薩像、薬師如来立像/十一面観音立像/菩薩立像、木造薬師如来坐像/木造降三世明王立像などが挙げられる。)、そして石川県立美術館「ロイヤルアカデミー展 華麗なる英国美術の殿堂」、金沢21世紀美術館「レアンドロ・エルリッヒ展 The Ordinary?」の計五カ所。一泊二日という短い期間ながらも多くの美術作品に触れることが出来ました。

そこで見てきた具体的な作品の質や、時代、社会、あるいはより大きな精神史の中への位置づけといったことはアメリカ戦後美術を専門とする私には今のところ手に負えることではありませんが、個人的には次のことを再認させてくれる二日間でした。

それは、作品の前でたたずむ時間が美術史学という学問において啓示のはじまりとでも言いうる時間になるということです。
図録を通して作品に接することの方が圧倒的に多い中、寡黙に静かに(それは沈黙というカタチかもしれませんが。)過去からのメッセージを発し続けている作品をじっくり眺める時間は美術史学徒である限り不可避なものです。趣味的にただ〈見るということ〉に充足することも受容の一つのカタチとしてはありえますが、時に教えられ、学び、知っているはずのものとの違和や、一体いま目にしているものは何なのかという根底的な動揺をも呼び起こす時間こそが、それ以前の自分の〈視〉と〈知〉の構成/再構成を余儀なくさせるのだということを今更ながら強く意識することになりました。いやはや、お恥ずかしい限りです。

あと、四回生の方々の尽力もあってほぼ順風にゼミ旅行を終えることが出来たこと、ここに記して感謝いたします。

 
(レアンドロエルリッヒ展カタログの値段、、、もやし生活でも始めようかな。) 【執筆T】

   
 

2014年5月18日日曜日

小野寺結さん・豊嶋乃女さん第67回美術史学会全国大会で発表

5月18日(日)、第67回美術史学会全国大会において、我が研究室の小野寺結さん・豊嶋乃女さんが研究発表を行いました。


小野寺結

「ジョルジュ・スーラ作《ポーズする女たち》に関する一考察 ―モデルを中心に―」



豊嶋乃女

「19世紀後半のセイレーン図像
―フレデリック・レイトン《漁夫とセイレーン》を中心に―」











2014年5月17日土曜日

大杉千尋さん第12回美術史論文賞受賞

5月17日、博士後期課程の大杉千尋さんが、第12回美術史論文賞を受賞しました。

これは、美術史学会誌『美術史』に掲載された論文について、顕著な成果を収め、斯学の発展に寄与した論文と認められるものを顕彰するため、平成14年に美術史学会で設けられたものです。

大杉さんの論文

イーゼンハイム祭壇画《キリスト復活》に関する一考察-「オランス型」キリストの機能をめぐって


は、世界的な名画に対して図像学的・機能論的に新しい寄与をなしたと高く評価され、その功績がたたえられました。






2014年5月3日土曜日

百橋名誉教授兵庫県功労者選出

2014年兵庫県功労者が発表され、
県政功労に当研究室の百橋明穂名誉教授(兵庫県文化財保護審議会会長)が選ばれました。

2014年4月14日月曜日

葵祭第59代斎王代に太田梨紗子さん決定

京都三大祭りの一つ、葵祭(5月15日)の第59代斎王代に、わが研究室の2年生、太田梨紗子さんが選ばれました。


以下記事へのリンクです


京都新聞


http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20140414000122


朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASG4G6H29G4GPLZB01P.html


毎日新聞
http://mainichi.jp/select/news/m20140415k0000m040046000c.html

2013年8月7日水曜日

2013年度ゼミ旅行

一泊二日で、岐阜県にゼミ旅行に行ってきました。

旅程


1日目:MIHOミュージアム(志賀) ⇒ 白川郷

2日目:岐阜県立美術館 ⇒ 養老天命反転地




MIHOにて

2013年7月17日水曜日

インターナショナルアワー

インターナショナルアワーの最終回―「日本絵巻物入門」が美術史学共同研究室(C564)において行われました。

取扱いの説明

実際に絵巻を開く様子